あけましておめでとうございます。Feliz Año Nuevo 2024!!
新年は北陸地方、日本海側で大きな地震や津波があり、大変な衝撃を受けております。被災された方がたには、心よりお見舞い申し上げます。
こうした大変な状況のときに、やきもきするばかりで、自分に何ができるのか、考えさせられます。
このようなとき、思い出すのが、キューバの人や社会の災害対応です。
ハリケーンのときなど、高層階に住む人が、低層階の人を家に入れてあげたり、隣近所で助け合ったりする話はよく聞きます。
さらに人口当たりの医師の数が多いキューバでは、ふだんから、家庭医が担当する地域の住民全員の健康状態を把握しており、災害時に高齢者、妊婦、病気やけがの人などを優先的に避難させています。
ここ数年で便利になったネット環境を活用し、若い世代のボランティア活動も活発です。連携し、情報を集め、必要な物資を人をつないで届けるなど、スピーディかつ持続性のある支援をしています。
キューバの人口は東京都と同じくらいで、国の規模や社会システムも異なりますが、ふだんから連携や助け合いの土台をどう作っているのか、学ぶことが多いと感じます。
今年もキューバの魅力、旅の醍醐味、困難との立ち向かい方など、みなさんとシェアしたり、一緒に考えたりしていけたらと思っています。
2024年も、どうぞよろしくお願いいたします。
Author Profile
- キューバ倶楽部編集長、ライター。ニューヨークでサルサのレッスンを受けたのをきっかけに、2000年に初めて訪れたキューバが心のふるさとに。
旅をするたびもっと知りたくなるキューバを訪れ、AERA、東洋経済オンライン、TRANSIT、ラティーナ、カモメの本棚、独立メディア塾ほか多数の媒体で記事を執筆。
2015年にキューバの現地の様子や魅力を伝える「キューバ倶楽部」をスタート、旅の情報交換や勉強会、講演会などのイベントも運営。
★キューバのエッセンスを生活に取り入れる日々をnote(https://note.com/makizoo)に綴る。
★Twitter: @cubaclub98 ★ Instagram: @cubaclub98
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