Feliz Año Nuevo 2022
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
キューバで街を走るクラシックカーは、色もかたちも個性的。つい写真を撮りまくってしまいます。
少しずつ、インスタグラムにアップしていたら、英語でこんなメッセージが来ました。
「私は"遅れているもの"が嫌い。新しく、進化するものこそ、価値がある」
キューバの古都トリニダーでとびきりの笑顔を向けてくれた高校生たちの写真を投稿したら、違う人から英語でコメントが寄せられました。
「この若い子たちは自分のリーダーも明るい将来も選べない。かわいそう」
2021年7月にキューバでデモが起きてから、こうしたキューバに対する批判的なメッセージが、英語で書き込まれるようになりました。
街を歩くなかで、「この場面を記録に残しておきたい」と思って写真を撮っただけなのに、投稿すれば「あなたは、この国家について、なんとも思わないのか」と問いただされる。
SNSも、なかなかに、世知辛いのです。チェ・ゲバラが写り込んだ風景を投稿して、また何か言われたら面倒だなと、ひるむこともあります。
こうした人たちに反論するためではもちろんないけれど、キューバについて、知りたいことは山ほどあります。しかし、キューバ社会のあり方や、その行方を決めるのは、キューバに住む人たちなのです。
私は、現地で感じたことや気付いたことをどう伝えていくか、2022年も引き続き、模索していきたいと思います。
キューバ倶楽部の記事をみてくださったり、イベントに参加してくださったりする、皆さまの存在が大きな励みとなっております。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
Author Profile
- キューバ倶楽部編集長、ライター。ニューヨークでサルサのレッスンを受けたのをきっかけに、2000年に初めて訪れたキューバが心のふるさとに。
旅をするたびもっと知りたくなるキューバを訪れ、AERA、東洋経済オンライン、TRANSIT、ラティーナ、カモメの本棚、独立メディア塾ほか多数の媒体で記事を執筆。
2015年にキューバの現地の様子や魅力を伝える「キューバ倶楽部」をスタート、旅の情報交換や勉強会、講演会などのイベントも運営。
★キューバのエッセンスを生活に取り入れる日々をnote(https://note.com/makizoo)に綴る。
★Twitter: @cubaclub98 ★ Instagram: @cubaclub98