【イベント報告】ギャラリートーク☆新春アンコール写真展『ニテヒナル Cuba / Russia』オープニング

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51003374_2297020763872039_8539960796380135424_o (1) 2019年1月21日、キューバ倶楽部プレミアム 「ギャラリートーク☆新春アンコール写真展『ニテヒナル Cuba / Russia』オープニングイベント」が代々木のcafe nook で開かれました。 

定員の20名を超える参加者の皆さまとともに、「観る、聴く、知る」という立体企画で、写真展を堪能する、オープニングイベントとなりました。 ロシアとキューバの「似て非なる」風景を撮影されたYAJ さんこと矢島徹至さん、それぞれの国の言葉で歌を披露してくださった岩崎芳佳さん、2つの国をめぐる知られざるエピソードを紹介くださったトラベルボデギータの清野史郎さん、ありがとうございました。 

Cafe nook さんには、写真展に合わせて特製ロシアン・モヒートをご提供いただくなど、あたたかく盛り上げてくださり、感謝申し上げます。 YAJ さんの写真展は、観る人によって「似て非なる」発見がさまざま。情景や人(そして、ネコ)の表情に思いを巡らせ、私たちそれぞれが、ストーリーを紡ぐことができる。鑑賞するほどに、味わいが深まる作品群です。  
yoshikasan_resize さらに、岩崎芳佳さんが歌われる、ロシア語でのソ連時代の祖国への思いや、スペイン語によるキューバの愛の詩は、心の奥底まで揺さぶられる繊細な響きでした。その歌声を耳にすると、なぜか、写真のなかの遠いロシアやキューバの風景がより鮮やかさを帯び、リアルに映ります。 
 
たまたま歌に耳を傾けながら「長寿の秘訣」のロシアの年配男性の顔が目に入り、心情をともにしたかのように、泣きそうになってしまいました。 
 
ロシアとキューバの関係については、清野史郎さんならではの「キューバの中のロシア」体験をはじめ、革命と音楽の関係、互いに必要としたり学んだりした理由、そしてフィデル・カストロの弟ラウルの伝記を書いた元KGB のロシア人のエピソードなど、縦横無尽に繰り広げられました。 
 
時代のめぐり合わせを通して、ふたつの国から、大きな世界が見えてくる。 マニアックなテーマのようで、視野が広がってゆく、そんな不思議な、心躍るひとときになりました。

Author Profile

斉藤 真紀子
斉藤 真紀子
キューバ倶楽部編集長、ライター。ニューヨークでサルサのレッスンを受けたのをきっかけに、2000年に初めて訪れたキューバが心のふるさとに。
旅をするたびもっと知りたくなるキューバを訪れ、AERA、東洋経済オンライン、TRANSIT、ラティーナ、カモメの本棚、独立メディア塾ほか多数の媒体で記事を執筆。
2015年にキューバの現地の様子や魅力を伝える「キューバ倶楽部」をスタート、旅の情報交換や勉強会、講演会などのイベントも運営。
★キューバのエッセンスを生活に取り入れる日々をnote(https://note.com/makizoo)に綴る。
★Twitter: @cubaclub98 ★ Instagram: @cubaclub98
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