【イベント報告】キューバの今★旅報告

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2019年9月3日、キューバ倶楽部ラウンジ「キューバの今★旅報告」が下北沢のボデギータで開かれました。 

雨のなか、ご参加くださった皆さま、キューバの「ハレ」も「ケ」も含めて、多彩な表情のたくさんの作品と、発見に満ちたトークで旅の報告をいただいた、写真家の安達康介さん、キューバの最新ニュースとともに歴史や文化の深い事情も、わかりやすく楽しく解説してくださった清野史郎さん、そして美味しいお料理やドリンクとともにホスピタリティで迎えてくださったボデギータさん、ありがとうございました。

キューバ革命(1959年)以前の美しい街並みが残され、観光地として注目されているキューバですが、景観を楽しむ以上の「旅感」が味わえる場所でもあります。

人びとや文化、現地の日常にふれ、驚いたり、楽しんだり、頭に「?」マークが浮かんだり、発見したり、訪れる人さまざまの体験がある。それだけに、この日も、熱くて刺激に満ちたひとときになりました。

安達さんは6~7月、清野さんは8月、そしてキューバ倶楽部の斉藤真紀子は6月に現地を訪れました。その体験をもとに、安達さんを中心に、3人それぞれ現地で感じた、「キューバの今」を報告しました。

長年に渡り、現地で撮り続けている安達さんの写真には、一枚一枚にストーリーがあり、キューバらしい「文脈」が描かれています。もっとじっくり観ていたい、話を詳しく聞きたいという気持ちになりました。

たとえば、キューバにはいわゆる「商業看板」が街にほとんどなく、代わりに、ときどきキューバらしいポップな色調の革命スローガンを目にすることがあります。安達さんはハバナの新市街「大きな看板」を定点観測し、フィデル・カストロ時代(~2008年)、弟のラウル時代、今年とそれぞれの時期の写真を見せてくれました。時代とともに、次第に革命色が弱まっていく、古くて変わらない街並みのなかで、看板の絵柄は興味深い移り変わりでした。

安達さんによる、サンティアゴ・デ・クーバで7月に開かれた、国際カリビアン・フェスティバルの映像は、度肝を抜かれるほどに、楽しい躍動感に満ちていました。アフロ・キューバン色が強い打楽器のリズムに、チャルメラを響かせ、どこからエネルギーが湧いてくるのかと思うくらい、ものすごい迫力でパレードする人たち。ワクワクしながら圧倒されました。映像でこれだけの力強さですから、現地ではどれだけだったのでしょう。

清野史郎さんの現地最新ニュースは、キューバで1975年以来初めて導入されたいう「新品の客車」について、でした。(詳しい説明はこちらです)

アメリカの経済制裁の強化が、どう観光に影響するかという質問もありましたが、清野さんによると、「(現地の人たちの暮らしやビジネスには影響があっても)観光客にはほとんど影響がない」、「治安も今までどおりよい」という説明でした。

私、キューバ倶楽部の斉藤も、5月にモノ不足が急速に悪化したと聞き、あわてて6月に現地を見に行ったのですが、店内などのモノ不足はある程度落ち着いていたこと、下町コミュニティがにぎやかで心配していた悲壮感などなかったこと、朝方の写真撮影にトライして目にした日常生活が面白かったこと、などを話しました。(こちらの様子は、明日発表する記事で、詳しくリポートします)

貴重な写真や映像の数々、トークや解説とともに、日本にいながら、キューバにいるような、「旅感」を味わうことができたキューバナイトになりました。
 
キューバ倶楽部 斉藤真紀子
写真撮影:YAJ

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斉藤 真紀子
斉藤 真紀子
日本経済新聞米州総局(ニューヨーク)金融記者、朝日新聞出版「AERA English」編集、週刊誌「AERA」専属記者を経てフリー。共著に「お客様はぬいぐるみ」(飛鳥新社)。趣味はラテン音楽&ダンス、カポエイラ(格闘技)
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