11/9 【ボデギータ・トーク Vol.24】奴隷制の記憶~キューバの文化的アイデンティティ!!

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ボデギータトーク第24弾「奴隷制の記憶~キューバの文化的アイデンティティ」(リアル会場:下北沢ボデギータ&オンライン:ライブ配信&アーカイブ視聴)

岩村健二郎(早稲田大学法学部准教授)×高橋政資(アオラ・コーポレーション)×清野史郎(トラベル・ボデギータ)×斉藤真紀子(キューバ倶楽部)
*岩村健二郎さんはオンライン参加となります。


これまで、ボデギータ・トークでは、キューバの人種問題やアフリカの影響をテーマにしてきました。
今回は、キューバの「奴隷制」に焦点を当て、

●実際にキューバの奴隷制は実際にどのような制度だったのか。
●奴隷制度はキューバでどうとらえられているのか。
●奴隷制による、文化への影響はどうだったのか。

について、トークを繰り広げます。

アフリカからキューバに強制連行された奴隷は100万人といわれます。
同時期に多くの奴隷が連行されたアメリカ合衆国、ブラジルと比較しても、
領土面積から考えると、キューバの奴隷の数は大変多かったのです。

こうしたなか、奴隷制度の歴史は支配層である白人側から語られることが多く、
奴隷による、生の証言が少ないと指摘されてきました。

背景には、黒人人口が増えると、西洋的価値観が失われることの脅威があり、
意識的に「奴隷の記憶を消そうとした」歴史がある、ともいわれています。

元奴隷だった人たちも、スペイン語の名前を名乗り、
白人社会の階層の中でムラ―ト(混合)文化を肯定して生きるしかないなか、
文化的アイデンティティを守ることで「抵抗」したのではないか。

奴隷がどう生きて社会に貢献してきたのか。

キューバ人のアイデンティティ形成に重要な役割を果たしてきたのにもかかわらず、
「可視化」されてこなかった問題に焦点を当てます。

世界では今、米国や西ヨーロッパ諸国が「グローバルサウス」との連携を
声高に訴えています。

こうしたなか、「奴隷にされた人たちの記憶」はどう扱われるのか。
現代社会の問題も考えるきっかけになる大切なテーマです。

ここでしか聴けない貴重な内容です。ぜひご参加ください!

(カバー画像のアートは、アフロキューバのアーティスト、メンディベ作)


プログラム(プログラムの内容、時間は変更する場合がございますので、ご了承ください)
19:00 開場  
19:30 開始
~19:40 イントロダクション
19:40~「奴隷制の記憶~キューバの文化的アイデンティティ」
●「キューバの奴隷制」トラベルボデギータ代表 清野史郎さん
●「奴隷制はこの30年、どうとらえられ、再解釈されてきたのか」早稲田大学法学部准教授 岩村健二郎さん(オンライン参加)
●「奴隷制と文化的側面への影響」(予定)アオラ・コーポレーション代表 高橋政資さん
●「ブラジルとキューバの黒人文化~格闘技カポエイラの経験から」キューバ倶楽部 斉藤真紀子
(*皆様からのご質問を随時受け付けます)
21:30 終了予定
(会場は終了となりますが、このあと、お話が続く場合はアーカイブでご視聴できるようにいたします)

<登壇者プロフィール>
◆高橋政資さん
アオラ・コーポレーション代表。
音楽好きが高じて、レーベル&ソフト輸入業、アオラ・コーポレーション(Ahora Corporation)を営む。
1980年代よりラテン、なかでもキューバ音楽の奥深さにふれ、魅了される。
ラテン音楽ウェブマガジン「eL Pop」http://elpop.jp/
★アオラ・コーポレーション
キューバ、ペルー、アルゼンチン&南米諸国、スペイン、イタリア、フランス、アラブ諸国、アフリカ諸国、バルカン&中央東欧諸国など、範囲が広いインディーズ・レーベル
Online Shop:http://www.ahora-tyo.com/
Facebook:https://www.facebook.com/AHORA-Corporation-125331354325232/
Twitter:https://twitter.com/ahoracorp

◆岩村健二郎さん
早稲田大学法学部准教授、専門はキューバの歴史学。
1989年に初めてキューバを訪れてキューバが好きになり、研究や音楽などの分野で関わりを続けている。
2018~19年、研究のため、家族とともにキューバに滞在。
共著に『キューバを知るための52章』(明石書店、2002年12月、共著者:後藤政子、樋口聡)、
『世界地理講座:第14巻ラテンアメリカ』(朝倉書店、2007年、共著者:坂井正人、鈴木紀、松本栄次)。
Grupo ChevereやSalsa Swingozaでサルサやキューバ音楽を歌っている。

◆清野史郎さん(共同主催者)
トラベルボデギータ代表。
子ども時代をハバナで過ごしたキューバの帰国子女。
キューバに8年、のちスペインに6年間在住。スペイン語超上級。
キューバの政治、経済、歴史、文化に深く通じ、レストランボデギータ、トラベルボデギータを経営

◆斉藤真紀子(共同主催者)
キューバ倶楽部(http://cuba-club.net/)編集長。
2000年にサルサ(ダンス)をきっかけにキューバを訪れ、とりこになる。
2008年からキューバの社会、文化、人びとについて取材を始め、「AERA」「東洋経済オンライン」「TRANSIT」「ラティーナ」「朝日新聞GLOBE+」など多くのの媒体でキューバの記事を執筆。
2015年にキューバの現地の様子や魅力を伝える「キューバ倶楽部」を立ち上げる。
旅の情報交換や勉強会、講演会などのイベントも運営。趣味はブラジルの格闘技、カポエイラ
ブログ「キューバな生活」:https://note.com/makizoo/
Twitter: @cubaclub98 Instagram: @cubaclub98

◆会場参加の方へ
●お申込みは、イベントサイトの参加ボタン(キューバ倶楽部のFacebookサイト)あるいは、ボデギータ: 03-5432-9785)に予約をお願いいたします。
場所:レストランボデギータ(下北沢)
住所:世田谷区代沢5-6-14 前田ビルB1
アクセス:http://bodeguita.web.fc2.com/contact.html
●費用:1500円+ドリンクとお食事のご注文をお願いいたします。
ボデギータさんの美味しいキューバ料理をお楽しみください。
●参加費用は現地でのお支払いになります。
●会場ご参加でご希望の方には、オンライン、アーカイブ視聴のURLをご送付いたします。

◆オンライン(ライブ配信、アーカイブ視聴)参加の方へ
●お申込みはイベント開始前まで(11月9日19時30分)となります。
Peatixサイトにてお申込みください。登録されたメール宛に視聴ページのご案内を送付いたします。
もし、メールが届かない場合、Peatixサイトのメールの受信箱(右上の封筒マーク)をご確認ください。
●アーカイブ視聴はライブ配信後、3か月間のご視聴が可能です。
●回線環境等の理由で中断が発生する場合がございますので、ご了承ください。
●ご不明な点がございましたら、お問合せください。

◆お約束ごと
1) ネットワークビジネスをやってらっしゃる方およびその他、営業目的での参加はご遠慮ください。
2) 他の参加者の方の迷惑になる行為はご遠慮ください。
3) 会場への飲食物の持ち込みはご遠慮ください。

ご質問等がございましたら、お気軽にお問合せください。
 

Author Profile

斉藤 真紀子
斉藤 真紀子
キューバ倶楽部編集長、ライター。ニューヨークでサルサのレッスンを受けたのをきっかけに、2000年に初めて訪れたキューバが心のふるさとに。
旅をするたびもっと知りたくなるキューバを訪れ、AERA、東洋経済オンライン、TRANSIT、ラティーナ、カモメの本棚、独立メディア塾ほか多数の媒体で記事を執筆。
2015年にキューバの現地の様子や魅力を伝える「キューバ倶楽部」をスタート、旅の情報交換や勉強会、講演会などのイベントも運営。
★キューバのエッセンスを生活に取り入れる日々をnote(https://note.com/makizoo)に綴る。
★Twitter: @cubaclub98 ★ Instagram: @cubaclub98
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