2/21【ボデギータ・トークVol.19】この3年、キューバは変わってしまったのか~斉藤真紀子の現地ルポ

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ボデギータトーク第19弾「この3年、キューバは変わってしまったのか?~斉藤真紀子の現地ルポ」(リアル会場:下北沢ボデギータ&オンライン:ライブ配信&アーカイブ視聴)

岩村健二郎(早稲田大学法学部准教授)×高橋政資(アオラ・コーポレーション)×清野史郎(トラベル・ボデギータ)×斉藤真紀子(キューバ倶楽部)

*岩村健二郎さんはオンライン参加となります。


ボデギータ・トーク司会のキューバ倶楽部、斉藤真紀子が、1月末から2月初旬にかけて、現地に行ってきた報告をいたします。

この3年間、キューバではあまりにも多くの「大事件」がありました。
コロナ、経済難、市民デモ、大量出国、大事故や天災・・・。

キューバの経済混乱ともいえる状況は、社会全体にどのような影響を及ぼしているのか。
今、キューバの人びとは何を思っているのか。希望が持てる社会なのか。

SNSからは分断の様子も伝わってきますが、現場でみるキューバはどうなのか。

短い期間でしたが、首都ハバナで街を歩き、人びとの暮らしをかいま見ることができたほか、

国会議員、小学校の先生、科学者、家庭医、女性連盟、LGBTQの研究者や活動家、大学生、ミュージシャン、社会起業家、医学生、弁護士、ウェイターなど、様々な職業の人に話を聞いた経験から、

キューバの「今」と「人びと」について、現場で感じたことをお伝えし、キューバの専門家である登壇者の方がた、そしてイベントに参加される皆さんと意見交換ができればと思っています。

今回ご報告をさせていただく斉藤にとって、これまでキューバに十数回訪れているなかで、もっとも衝撃となる旅でした。

心が揺さぶられた体験をみなさまとシェアできればと思っております。

どうぞふるってご参加ください。

プログラム(時間、内容は変更の可能性もございます)
19:00  開場
19:30 
「現場ルポ、この3年、キューバの人たちは変わってしまったのか」 
キューバ倶楽部 斉藤真紀子
<登壇者>
早稲田大学法学部准教授 岩村健二郎さん(オンライン参加)
アオラ・コーポレーション代表 高橋政資さん
トラベルボデギータ代表、清野史郎さん
(*皆様からのご質問を随時受け付けます)
21:30  終了予定
(会場は終了となりますが、このあと、お話が続く場合はアーカイブでご視聴できるようにいたします)

<登壇者プロフィール>
◆高橋政資さん
アオラ・コーポレーション代表。
音楽好きが高じて、レーベル&ソフト輸入業、アオラ・コーポレーション(Ahora Corporation)を営む。
1980年代よりラテン、なかでもキューバ音楽の奥深さにふれ、魅了される。
ラテン音楽ウェブマガジン「eL Pop」http://elpop.jp/
★アオラ・コーポレーション
キューバ、ペルー、アルゼンチン&南米諸国、スペイン、イタリア、フランス、アラブ諸国、アフリカ諸国、バルカン&中央東欧諸国など、範囲が広いインディーズ・レーベル
Online Shop:http://www.ahora-tyo.com/
Facebook:https://www.facebook.com/AHORA-Corporation-125331354325232/
Twitter:https://twitter.com/ahoracorp

◆岩村健二郎さん
早稲田大学法学部准教授、専門はキューバの歴史学。
1989年に初めてキューバを訪れてキューバが好きになり、研究や音楽などの分野で関わりを続けている。
2018~19年、研究のため、家族とともにキューバに滞在。
共著に『キューバを知るための52章』(明石書店、2002年12月、共著者:後藤政子、樋口聡)、
『世界地理講座:第14巻ラテンアメリカ』(朝倉書店、2007年、共著者:坂井正人、鈴木紀、松本栄次)。
Grupo ChevereやSalsa Swingozaでサルサやキューバ音楽を歌っている。

◆清野史郎さん (共同主催者)
トラベルボデギータ代表。
子ども時代をハバナで過ごしたキューバの帰国子女。
キューバに8年、のちスペインに6年間在住。スペイン語超上級。
キューバの政治、経済、歴史、文化に深く通じ、レストランボデギータ、トラベルボデギータを経営

◆斉藤真紀子 (共同主催者)
キューバ倶楽部(http://cuba-club.net/)編集長。
2000年にサルサ(ダンス)をきっかけにキューバを訪れ、とりこになる。
2008年からキューバの社会、文化、人びとについて取材を始め、「AERA」「東洋経済オンライン」「TRANSIT」「ラティーナ」「朝日新聞GLOBE+」「カモメの本棚」「独立メディア塾」ほか多数の媒体でキューバの記事を執筆。
2015年にキューバの現地の様子や魅力を伝える「キューバ倶楽部」を立ち上げる。
旅の情報交換や勉強会、講演会などのイベントも運営。
ブログ「キューバな生活」:https://note.com/makizoo/
Twitter: @cubaclub98 Instagram: @cubaclub98

◆会場参加の方へ
●お申込みは、キューバ倶楽部のイベントサイトの参加ボタン、あるいは、ボデギータ: 03-5432-9785)に予約をお願いいたします。
場所:レストランボデギータ(下北沢)
住所:世田谷区代沢5-6-14 前田ビルB1
アクセス:http://bodeguita.web.fc2.com/contact.html
●費用:1500円+ドリンクとお食事のご注文をお願いいたします。
ボデギータさんの美味しいキューバ料理をお楽しみください。
●参加費用は現地でのお支払いになります。
●会場ご参加でご希望の方には、オンライン、アーカイブ視聴のURLをご送付いたします。

◆オンライン(ライブ配信、アーカイブ視聴)参加の方へ
●お申込みはイベント開始前まで(2月21日19時30分)となります。
Peatixサイトにてお申込みください。
登録されたメール宛に視聴ページのご案内を送付いたします。
もし、メールが届かない場合、Peatixサイトのメールの受信箱(右上の封筒マーク)をご確認ください。
●アーカイブ視聴はライブ配信後、3か月間のご視聴が可能です。
●回線環境等の理由で中断が発生する場合がございますので、ご了承ください。
●ご不明な点がございましたら、お問合せください。

◆お約束ごと
1) ネットワークビジネスをやってらっしゃる方およびその他、営業目的での参加はご遠慮ください。
2) 他の参加者の方の迷惑になる行為はご遠慮ください。
3) 会場への飲食物の持ち込みはご遠慮ください。

ご質問等がございましたら、お気軽にお問合せください。

Author Profile

斉藤 真紀子
斉藤 真紀子
キューバ倶楽部編集長、ライター。ニューヨークでサルサのレッスンを受けたのをきっかけに、2000年に初めて訪れたキューバが心のふるさとに。
旅をするたびもっと知りたくなるキューバを訪れ、AERA、東洋経済オンライン、TRANSIT、ラティーナ、カモメの本棚、独立メディア塾ほか多数の媒体で記事を執筆。
2015年にキューバの現地の様子や魅力を伝える「キューバ倶楽部」をスタート、旅の情報交換や勉強会、講演会などのイベントも運営。
★キューバのエッセンスを生活に取り入れる日々をnote(https://note.com/makizoo)に綴る。
★Twitter: @cubaclub98 ★ Instagram: @cubaclub98
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4 thoughts on “2/21【ボデギータ・トークVol.19】この3年、キューバは変わってしまったのか~斉藤真紀子の現地ルポ

  1. こんばんは。先日はイベントありがとうございました。

    キューバの深刻な経済、物資状況の一方、革命が進めている多様性への試み等、「人は変わらない」と仰られていた点は、血よりも濃い革命の思想が変わらず流れていると実感でき、大変貴重なお話でした。

    2点質問がございまして、
    ①キューバ人の課題解決を「連帯」と仰れていましたが、お話を伺う中で、ビジネスに対する意識にもベンチャースピリットを感じました。世界の全ての人がキューバ人のようなアイデアと行動力を持てるわけではないように思います。(アプリ開発やデバイスの使いこなしの速さを考えても)お話では国家体制とビジネス的挑戦を対立関係としてお話されているように感じたのですが、逆に革命下での教育体制があるからこそ、アイデアや行動力が培ったということはありそうでしょうか。それとも無さそうでしょうか。
    ②政府のかなり「上」の人ともお話されていたようでしたが(素直に凄いと思いました)キューバ一般市民の苦境は理解されているのでしょうか。(日本ですと色々な政策を政治家が議論する際に現場を知らないのではないか、ということが散見されます)

    長々となってしまいすいませんが、よろしくお願いします!

    • こちらのコメントをただいま拝見いたしまして、返信が遅くなり、大変申し訳ございません。イベントのご参加、ありがとうございました。
      ご質問につきまして、
      ①ご指摘のとおり、アイデアや行動力は教育のなかでも培われている部分が大きいと思います。実際に教育現場の人にもお話を伺ったのですが、小学校~大学生まであらゆるレベルで生徒が自主的に企画&イベントをしたり、問題意識(カリキュラムなども含め)があれば教職員に提案したりといったことをしているようです。日常生活でもなかなか物資が手に入りにくい状況でも創意工夫するなど、アイデアをいかして様々な場面を乗り越えている側面があるかと思います。キューバで多くの人が公的な仕事(おそらく7~8割でしょうか)に就いていますが、もちろんそのなかでも、これまでも科学や医療技術の開発はじめ、斬新なアイデアや行動力で世界的に注目されている分野もあります。2月に私がキューバへ行って感じたのは、レストランやネットを使った自営業、中小企業の新しいビジネスが増えて勢いがあったことと、とくに国営のレストランと比べて民間のレストランが内装が個性的だったり、とにかくお客さんを喜ばせようというサービス精神が有り余っていたことでした。国営レストランはよくも悪くも、サービスは「人による」という印象でした。そのあたりはお店の人にも聞いてみないとわかりませんが、民間で成功している店のなかには新しい挑戦がしやすい風土やモチベーションがあるのかもしれません。
      ②キューバはもちろん、外貨を持っている人と持っていない人とでの差などありますが、国全体が困窮状態で、格差も比較的少なく、もちろん政治に関わっている人も大変な人の状況を理解しているはずです。国会議員はそれぞれのコミュニティやさまざまな職業、団体から推薦された人から構成されており、清掃人の仕事をしている人が議員になったりするようです。(選挙キャンペーンもなく、議員は無給)。議員は地元の人の声を聞き、陳情に対応して、議会でそれを伝えているそうえす。トップのディアスカネル大統領もしょっちゅう、現場に出かけて視察をして人びとの意見を聞いているので、困っている状況の把握はしているはずですが、なかなか対処が追い付いていないのが現状かもしれません。

      わかりにくい部分がございましたら、ぜひご連絡いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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