【お礼とご報告】キューバのシリンジ支援プロジェクト、ご協力ありがとうございました!!

LinkedIn にシェア
LINEで送る
Pocket

キューバ、シリンジ10万本寄付プロジェクトにご協力くださり、誠にありがとうございました。

お礼とご報告が遅くなり、大変申し訳ございません。

皆様からのご協力のおかげで、私たちの想像をはるかに超える寄付金が集まり、なんと16万7392本を寄付することができました。

10万本は大きすぎる目標かな、でもそれくらい集まったらいいなと思っておりましたが、これほどまでにあたたかいご支援をいただき、プロジェクト主催者一同(MisaさんNoahさんトコさん、私)、とてもうれしく思います。

<寄付の内訳>

ご支援は73件、総額63万5241円に達しました。
全額5420.20ドル(振込手数料を差し引いた分)をGlobal Health Partnersへお送りいたしました。

<Global Health Partners(GHP)より、皆様へのお礼メッセージ>

GHP副理事長のボブ・シュワルツさんから、お手紙をいただきました(メッセージの下に日本語訳)

<日本語訳>
皆様のキューバ・シリンジ・キャンペーン(キューバへシリンジ10万本寄付プロジェクト)において、グローバル・ヘルス・パートナーズに寄付をしてくださり、大変ありがたく思います。皆様のご寄付をすぐに活用させていただき、キューバの献身的な医療従事者によって、キューバのすべての人びとを新型コロナウィルスから守ることができるようにいたします。

米国の経済制裁がもたらす悲惨な影響により、長年にわたり苦しんでいる国=キューバと、皆様が一丸となってくださったこと(連帯)に大いに感謝します。皆様の心からの親切により、キューバの国際主義(国家間の協力により世界平和を実現しようとする考え方)と、私たちの友情やキューバの人たちへの思いやりが重なり合います。

GHPの「シリンジ・キャンペーン」の経過については、最新の情報をお伝えしていきます。キューバには人びとの命を救うワクチンを提供し、もうすぐ、世界で困難を抱えるほかのコミュニティにも、こうした支援をしていきます。

重ね重ね、この重要な人道的キャンペーンに参加してくださったことに、深い感謝をいたします。

ボブ・シュワルツ
グローバル・ヘルス・パートナーズ副理事長

<GHPについて>

ニカラグアやキューバなど、中南米の子どもたちや、その家族の健康向上のため、医療支援を手がける米国のNPO団体。27年に渡り活動を続けている。キューバは米国の経済制裁対象国だが、GHPは医療物資を船便で輸出する法的な資格を持つ。新型コロナウィルスのシリンジ支援ではすでに320万本をキューバに送っており、8月末ごろまでに累計600万本の寄贈を目標にしている。

<キューバの医療の現状>

キューバの医療は新型コロナウィルスの感染拡大で、一部の地域では医療がひっ迫するなど、深刻な状況です。キューバは自国でワクチン開発を進め、すでに承認されたものもありますが、注射器(シリンジ)をはじめ、必要な医療物資が手に入りにくい現状があります。

<シリンジが現地に到着するまで>

8月末までに私たちが寄贈した分のシリンジが現地に届く予定です。こちら、到着状況わかり次第シェアいたします。(前回、Global Health Partnersを通して、米国の複数の団体からシリンジがキューバに送られたときのキューバ・共産党機関メディアGranmaの記事はこちら

<身にしみて感じた、キューバ支援へのハードル>

◇7月11日の大規模デモがあり、キューバのために何かできることはないか、と集まったのが「シリンジ10万本寄付プロジェクト」のメンバーでした。駐日キューバ大使館とも話しましたが、米国の経済制裁の影響により、日本から直接送金をしたり、医療物資を送ったりすることは難しいことがわかり、実績のある米国NPOを通じて医療支援をすることになりました。
◇私(斉藤)がPaypalでプロジェクトメンバーに送金するとき、「待った」をかけられました。送金の際、メッセージ欄に「キューバ…」と書いたことで、審査対象になったからです。目的を説明して無事完了しましたが、日本国内の送金であっても「キューバ」関連は制限される可能性があることがわかりました。
◇GHPは米国のキューバ経済制裁に該当しないよう、米国商務省から煩雑な手続きを経てライセンスを取得したうえ、シリンジ製造メーカーや輸送のための船舶会社に根気よく説得を続けてきたそうです。キューバ関連の取引は金融手続きでトラブルが起こることが多いため、協力に及び腰になる会社が多かったそうです(こちらの記事より)。

こうしたなか、同じようにキューバの人の力になりたいと考えている方がたの思いが伝わってきたことが、このプロジェクトを進めるうえで、大きな励みとなりました。

最後になりますが、今回寄付してくださった方々のお名前を掲載させていただきます。
(許可をいただいている方のみ。敬称略)

福田佑子  森本潤子  フェルナンデス・フィス・ジャスマニ&夏子  小川充子&美智  二見裕二  平井 育恵  久美子  
山中怜典  新井信芳  池田敬ニ  鈴木道典  寺島佐知子  淡路香織  杉田洋子  中山善皓  はる  綱嶋清美  小蕎一沙  そぜ  本多ゆき恵  Maki Ueno  Takeyori Hara  Alexander Kawamoto  Miguel Escalante  Chihiro Maehara  Daiki Kodama  Megumi Kimoto  Masahiro Emoto  Kento Sasaki  Sachi Akagawa  Yuri  DJ Baila Aquí (Reiko Yokokura)  Ruri Hamano  Yu Yahashi  Megumi Wada  Mayuko  up5okinawa8 Ya→Su→5  M.S  K.I  Y.Y  M.K  T.K & M.K  Y.U  A.E  S.I  M  A.K  R.A  S.A  J.U  S.K  T.I  S.K  M.K


改めまして、この度はキューバ シリンジ10万本寄付 プロジェクトにご参加いただき、ありがとうございました!

Author Profile

斉藤 真紀子
斉藤 真紀子
キューバ倶楽部編集長、ライター。ニューヨークでサルサのレッスンを受けたのをきっかけに、2000年に初めて訪れたキューバが心のふるさとに。
旅をするたびもっと知りたくなるキューバを訪れ、AERA、東洋経済オンライン、TRANSIT、ラティーナ、カモメの本棚、独立メディア塾ほか多数の媒体で記事を執筆。
2015年にキューバの現地の様子や魅力を伝える「キューバ倶楽部」をスタート、旅の情報交換や勉強会、講演会などのイベントも運営。
★キューバのエッセンスを生活に取り入れる日々をnote(https://note.com/makizoo)に綴る。
★Twitter: @cubaclub98 ★ Instagram: @cubaclub98
LinkedIn にシェア
LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です