2020年もありがとうございました。

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2020年の最終日を迎えました。

キューバでは大晦日、家を掃除したあと、年越しのカウントダウンのタイミングでバケツの水を窓からバシャっと道路に浴びせるという習慣があるそうです。

はっきりと由来がわからないのですが、お清めの意味合いがあるようですね。

おしゃれな人が多いキューバ。この写真のような優雅な装いで、あやまって水を頭上からかけられてしまう、なんてこともあるのかしらと、いらぬ心配をしてしまいます。

いつか年末年始にキューバに行って、水かけ祭りに遭遇してみたい。

そんなことを思いながら、暮れゆく2020年に思いをめぐらせていました。

それにしてもなぜ、しつこいほどに、私はキューバを熱く語り続けているのだろう。

この国に行くたび、「すっげー」と驚かされる。

ときに強烈すぎて、頭のなかがぐるりと回転し、価値観がさかさまになるような衝撃もある。

もちろん、映画のセットみたいな街並みや、エネルギッシュな人びともそうですが、世界中がパンデミックの混乱におおわれた2020年、私はまたもや、キューバにたまげていました。

キューバで、医師が担当する地域、全世帯の健康状態を把握して、それはもう徹底して感染者を抑えたこと~人命優先でぶれがない。

毎日、政治家や専門家がテレビに出て、状況や政策を詳しく説明すること~コミュニケーションを丁寧にして施策に理解を求めている。

医療崩壊など、パンデミックに苦境に陥る世界の国々に数多くの医師を派遣していること~1960年代から続けている、海外医療派遣の実績がある。

「世界の人びとの命を守る」というキューバの姿勢は、米国の政治家に「医師たちを危険にさらし、搾取している」批判されもしました。

一方で、キューバの医師がインタビューで「困っている人を助けたいという気持ちは、医師として当然のこと」と話していたのが印象に残りました。

自分にとって「当然のこと」って? 「当然のこと」ができる世の中って?

こんな問いかけをしながら、自分にとってキューバの旅は、日本にいてもいつまでも終わらないような、不思議な心持ちになります。

もちろん、どの国にも不都合な現実はあることでしょう。キューバもいま、大きな経済改革に取り組んでいます。

2021年も、過渡期にあるキューバの今、そしてキューバからの驚きを伝えていけたらと思います。

キューバ倶楽部を応援してくださる皆さま、いつも本当にありがとうございます。

どうぞよいお年をお迎えください。

Author Profile

斉藤 真紀子
斉藤 真紀子
日本経済新聞米州総局(ニューヨーク)金融記者、朝日新聞出版「AERA English」編集、週刊誌「AERA」専属記者を経てフリー。共著に「お客様はぬいぐるみ」(飛鳥新社)。趣味はラテン音楽&ダンス、カポエイラ(格闘技)
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