【イベント報告】キューバ大使館員に聞く、女性の社会進出&選挙制度

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4月11日、下北沢のキューバ料理レストラン、ボデギータにて、駐日キューバ大使館の文化担当、パトリシア・フレチジャさんをお迎えし、第16回キューバ倶楽部プレミアムが開かれました。テーマは、「世界的にも注目されている「女性の社会進出」と、ラウル・カストロ国家評議会議長のまもなくの退任に伴い話題になっている、「キューバの選挙制度」でした。

女性の社会進出に関しては、革命以後の政府の努力、もともとあった家庭内での「家父長制度」との葛藤、職場での状況など、リアルな現状をたくさん語っていただきました。

女性の社会進出に関しては、同様のジレンマを抱えている日本ですが、現在キューバでは世界2番目に女性議員の割合が高い(約半数)など、ずいぶんと現状は違うようです。

 

photo by YAJ

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選挙制度については、地域で選ばれた代表者が「市民の責任として」議員になり、選挙で信任されて、議会に派遣されるという独特の選挙制度の解説と、議会では討論が活発になされている…という立法や予算承認のプロセスを語っていただきました。参加者からは「代表者」がどう選ばれ、断ることができるのかなど、さまざまな質問が飛びました。

共産党一党独裁で、強いリーダーが国を動かしているというイメージが強いキューバですが、高校生から議員になることができ、パトリシアさんもそうですが、学生時代から討論を交わしながら学生生活を送るなど、政治への関心が高い様子もよくわかりました。日本や米国のシステムと比べても、民意を反映させるという意味で、「民主主義」とは何かという問いも深まりました。

 

 

Photo by YAJ

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キューバは金権政治や汚職がはびこるシステムをくつがえすための革命だったこともあり、現在は、議員に報酬がないなど、「お金がからまない」政治スタイルについての話も印象に残りました。

また、国の歴史や現状を的確かつ深い分析で解説される、パトリシアさんのトークから、国のあり方や行方に対して、学生時代から、こんなに「当事者意識」を持って真剣に生きてきたのだということがよくわかり、大変心を動かされました。

「次はダンスや音楽も一緒にぜひ」と、語ってくださった知性あふれるパトリシアさんと、またみなさんでお会いする機会を作りたいと思います。

 

photo: 参加者Mさんご提供

photo: 参加者Mさんご提供

Author Profile

斉藤 真紀子
斉藤 真紀子
日本経済新聞米州総局(ニューヨーク)金融記者、朝日新聞出版「AERA English」編集、週刊誌「AERA」専属記者を経てフリー。共著に「お客様はぬいぐるみ」(飛鳥新社)。趣味はラテン音楽&ダンス、カポエイラ(格闘技)
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