【イベント報告】「Cu-Bop across the border」上映会+トーク

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5月17日、下北沢ボデギータにて、第17回キューバ倶楽部プレミアム 「Cu-Bop across the border」上映会&監督トークが開かれました。ご参加ありがとうございました。

話題の音楽ドキュメンタリー「Cu-Bop across the border」の上映会と高橋慎一監督のユーモアいっぱいのトーク、清野史郎さんによるキューバ音楽に関する興味深い解説で、笑いと発見に満ちた会となりました。

映画に登場する、才能あふれるピアニスト、アクセル・トスカらで結成する、(U)nityの5月末の来日に合わせて開かれた今回のイベント、高橋監督による、「ジャンルを超えた音楽に挑戦していく、彼らならではの演奏スタイル」について熱いお話をいただきました。

(U)nityのミュージシャンたちは「ジャズ」や「アフロ・キューバン」といった枠にとらわれず、ヒップ・ホップも、R&Bも融合させていく。
 
今ある枠から「はみ出る」ことをいとわない。
 
そんな思い切りのよさがライフスタイルにもにじみ出ているアーティストたちと、寝食を共にして映画を撮った、高橋監督の裏話にも引き込まれました。
 
トラベル・ボデギータの清野さんによると、キューバはそもそも、音楽のしっかりとした土台を学んだうえで、ジャンルにとらわれない活躍をするミュージシャンも多いとのこと。
 
たとえば、ティンバ(サルサに近い)奏者、ロス・バン・バンのミュージシャンが、音楽大学でクラシック音楽を教えていたりするそうです。
 
87歳の歌姫、オマーラ・ポルトゥオンドさんと、この映画に登場していた40歳のピアニスト、ロランド・ルナさんが組んで来日演奏をした姿も記憶に新しいですが、年齢や世代の差にもとらわれない、ミュージシャンたちのコラボレーションも盛んなようです。
 
5月24日~26日、コットンクラブで披露された(U)nityの来日コンサートは大入り、ジャンルを超えた先端のサウンドに観客が酔いしれました。
 
「Cu-Bop across the border」はアップリンク渋谷のサイト上で、2018年7月23日まで鑑賞できます。

キューバ音楽の生まれる瞬間を捉えた『Cu-Bop across the border』

Author Profile

斉藤 真紀子
斉藤 真紀子
キューバ倶楽部編集長、ライター。ニューヨークでサルサのレッスンを受けたのをきっかけに、2000年に初めて訪れたキューバが心のふるさとに。
旅をするたびもっと知りたくなるキューバを訪れ、AERA、東洋経済オンライン、TRANSIT、ラティーナ、カモメの本棚、独立メディア塾ほか多数の媒体で記事を執筆。
2015年にキューバの現地の様子や魅力を伝える「キューバ倶楽部」をスタート、旅の情報交換や勉強会、講演会などのイベントも運営。
★キューバのエッセンスを生活に取り入れる日々をnote(https://note.com/makizoo)に綴る。
★Twitter: @cubaclub98 ★ Instagram: @cubaclub98
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